Modifying Arcam CD72 as of Aug.2 2004 P.M.
DACデカップリング、出力カップリング、SPDIF配線、の変更の結果の音を聴いてみた。
あ、まずその前に、思い付きで戻してみたOPA2604。これはやっぱりCD72の回路に定数そのままで差し替えて使う用途には合わない。レンジ狭すぎ。没だ。三菱製のM5238Aも聴いてみたが、高音に変な響きが乗ってしまって没。ちょっとラフな感じ(これが気になって2604を試したのだけど)はあるものの、現状では依然としてAD827JNがベスト。
さて上のもろもろ変更結果の音。一言で言うと、演奏雑音がすごく強調される音。「おい、そこ座り直してるんぢゃねー」って感じ。別の言い方をすると、大編成ものの見通しが良くなった。更に別の言い方をすると、うるささが減った。CD72で初めてお気に入りの椿姫(グルベローヴァ、TELDEC
9031-76348-2)を聴いてみたりした。甘くする方向へのチューンは後からできるだろうから、当面の方向性はこれでいいだろう。
一方、パルシブな音への対応はちょっと後退した。カップリングのBlackGate ->
Muse BPの影響かもしれない。しばらく鳴らして様子をみてから、BG NかNx2に交換してみようかと思う。
Wadia16にCD72からSPDIFで放り込んだ場合とCD72のアナログ出力とを比較すると、CD72は高音が詰まってしまったような音で、余裕が足りない。ピアノがスタインウェイのはずなのにヤマハに聴こえる、という感じか。ちょっと前の国産ハイエンドみたいになんでもかんでもスタインウェイにしてしまうような機材とは逆だ。Wadiaは偉いぞ。ちゃんと区別する。
バッハの無伴奏パルティータ1番の第4曲(ムローヴァ、PHILIPS 420 948-2)で比較すると、Wadiaは音が宙を舞う。CD72は地べたを這う。泥臭い。さらにWadia16で回すと、音の芯のようなものがよりタイトに細くなり密度が上がる。この辺、クロックやOPA627でなんとかなるのかなー?
それでも今回のDAC電源強化は泥臭さが減る方向ではあったので、これを更に推進することにした(SPDIF取り回し、の方がが効いている可能性は排除できないが、もうDAC電源が主因、と決めてしまったの)。
前回の改造計画リスト中のクロック交換の前に、
・DACのVccデカップリングを左右独立化、パスコンをVddとVccに追加
を追加することとする。
裏づけされてるPCM1716の足上げて、基板裏は狭くてスペースないので基板に穴あけて、とこれもそれなりの作業量だ。まず秋葉に行ってBG
NX 470uF/6.3Vをもう1個買って来なければいけないし。パスコンは手持ちの銅スチコンでいいと思うけど、ついでにBG
NX HiQも少し仕入れて来よう。
PCM1716のデカップリングについては、
http://www.diyaudio.com/forums/showthread.php?threadid=15020
というところで議論されている。Vcc左右独立デカップルはこの中の発言者の一人の主張でもある。アナログコモンにも電解コンに加えてパスコン入れろ、って言ってる。ちょーめんどくさそう。コモンの電解コン耐圧は6.3VでOKのようだ。
PCM1716->TDA1543への換装、っていうのが究極らしいのだけど、CD72がPCM1716のレジスタをソフト制御で使ってたら無理だろうな。レジスタ制御方法は、どっかのピンのプルアップ/プルダウンで分かるはずなのでそのうち見てやろう。ソフト制御モードの方が高機能で、内蔵デジフィルの特性の切り替えなどもできる。私が設計者だったら文句なしにソフト制御だよなー。今書いているページを英文化してArcamに送ったら、ソニー製ASIC内のFWのソースくれたりしないかな。あ、フラッシュ版のASICがないと駄目か。クロスの環境も要るし。1543化はちょち無謀の模様。
三田電波のクロックだが、適当にその辺に来ている5VにOS-CONかまして使ってやろう、と思っていたのだが、CD72の持ち主(そう、私がいじりまくっているのは人様の機材だったのだ)から、ヤフオクでCDPクロック交換用自作5V電源基板を落札したので送る、と連絡が入った。デジタル電源のブリッジ整流が+17Vくらいを吐いていたはずだから、その後のリップル除去コンデンサあたりから引っ張ろう。
今日は絵はなしぢゃ。
Aug.2 2004 PM
chiaki014@mac.com