Modifying Arcam CD72 CD Player as of Aug.27 2004 Part1



グランドノイズ後編

さて、超強化して、ごつくなったデジタル系GND配線状態の評価だ。

まず、ワクワクとしながら各部のGNDノイズを測定してみる。
で、なんだこりゃ。
めちゃくちゃ悪い。明らかに悪い。
GND直結作業中、ノイズレベルの高かった-30VのGNDについては、他のGNDラインへの影響をすこおし考え、GND結節点に直結せずに少しインダクタを入れていたわけであるが、その懸念がたぶん正解で、DACやらクロックやらのGNDが、ASICやディスプレイなど大きく振られていたGNDにもろに振り回されてしまっている感じだ。

一応クロックの波形も見る。DACのGNDを基準に見てみると、線が太い!
これはやばい。ジッタだ。

以上、もろもろの波形。あんまり悪くて写真を撮るのも忘れてしまったくらいに、悪い。


しょんぼりしながら音も聴いて見る。
ぼけてる。ベールが1.5枚は追加されてしまったよう。耳が波形の汚さに影響されてしまっているのかも知れないけど、やばい。


今までの一連の改造で、ここまで音質が劣化したのは初めてであり、かなりのショック。
GNDの配線パターンというのは、素人がいじれるようなものではなくノウハウの塊、ってことなのだろうか。

もーこーなったらGNDについては、全部Arcamのもともとの引き回しに戻してやろう。
それと、クロック基板。アクティブな素子は1個しか載っていないのだからベタアースなんて不要で、GND配線なんて無い方がいいはず。作り直そう。
さらに、GNDの振れを抑えるには電流消費の多いところへのコンデンサの追加が根本対策だろうから、コンデンサも追加してみよう。


さて気を取り直して、部品面とパターン面で10本以上飛ばしていたGNDジャンパ線を2本残して全部撤去し、そこら中でカットしてしまっていたジャンパを繋ぎ直したりして復旧させる作業に入る。


Fig.1 復旧復旧


Fig.2 ASICの5Vとディスプレイの-30VのGND
ここの分離は先般の改造を維持。パターン面で少し短めに5VのGNDを引く。パスコンをそこら中に追加


Fig.3 7Vが外に出て行くところにもパスコン追加


Fig.4 PICにもパスコン追加
赤印のところにはOSコンが入っている。積層セラコンの真下のパターンが5Vで、ASICに行っている


Fig.5 作り直したクロック基板
発振器の足に、0.1uF x 2を直付け。GND配線は最小限


Fig.6 クロック基板部品面
BG NX HiQの手持ちがなかったのでOSコンでデカップリング



Fig.7 復旧後のパターン面
ずいぶんとすっきりした


Fig.8 復旧後の部品面
やはりすっきり。中央下の濃いピンクの電解コンは、汎用5Vラインを途中でデカップリングしている。-30Vのデカップリングは、普通の電解コンからOSコンに変更(画面左下のBG NX HiQ x 2のそば)。ここのLも少し定数を増やす


Aug.27 2004
chiaki014@mac.com


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