Modifying Arcam CD72 CD Player as of Aug.27 2004 Part2
コンデンサ前編
GNDを安定させるにはやっぱりコンデンサ増強が良さそう、と、5Vの途中に2200uFを付けたりしたわけだが、コンデンサついでに、と電源回りの電解コンもこの際増強することにした。

Fig.1 アナログ(OPアンプ)電源平滑電解コン強化
手持ちの大き目の容量のをかき集め、ラグ板に並べて繋いだ。+/-それぞれ1470uFだったところに6300uFずつ増強。
これにより、この界隈での残留リップル量が、
・+20V ... 0.43V -> 0.10V
・-20V ... 0.26V -> 0.07V
と大幅に減った。+20Vの方が多いのはTOSリンクが勝手に使っているためか、3端子レギュレータの効率の違いか。

Fig.2 アナログ電源整流ダイオード交換
電源のラグ板を外したついでにダイオードも交換。耐圧100V 3AのごついSBDを付けていたのを、60V
1AのSBDに変更。耐圧はぎりぎり低い方がいい、という話をどっかのサイトで読んだものだから(青い線と茶色い線の使い方、逆。間違い)

Fig.3 デジタル電源平滑電解コン強化
ここにも2200uFを追加。10Ωを経由して2200uFをもう1個繋ぎ、こっちからは後でファンの電源を引く予定

Fig.4 ファン
2000円以上する20dBの静かなPC用のファン。相当熱くなるOPアンプの+電源のレギュレータのそば、リヤパネルに付ける予定。いろいろ部品を追加して空気の流れも悪くなっているだろうから

Fig.5 ついでにRCAジャック付近をホットメルトで固める

Fig.6 TOSリンクとSPDIF出力も固める

Fig.7 思わず、RCAケーブルをPioneerからBeldenに変えてしまう。緑色がきれいだったものだから。安いし

Fig.8 思わずオカルトに走り、ヘマタイトの石、などをソニーASICが付いているあたりに載せてしまう。
雑貨屋で「あなたを携帯の電磁波から守ります」と、200円で売っていた。ビデオテープを筐体内に詰める、というチューニング法もあるようだし
この時点での部品面の改造前との比較。
![]() Fig.9 改造後 |
![]() Fig.10 改造前 |
これだけまとめていじってしまうと、聴いて、変わったとしても一体何が効いたのかさっぱりわからないだろう。
とにかく結線してGNDのノイズは確認しなければ、と結線したら、起動はするけどメカの動作が変。これは困る。いじり過ぎているから何が原因か皆目見当が付かない。ハンダ付けする度に回りの配線とのショートだけはテスターで確認していたのだけどなぁ。
あー、ついにやってしまったかぁ、としばし涙目で呆然とした後、試しにメカに行っているフレキを外してみた。上の図でクロック子基板のすぐ下にある奴で、度重なる挿抜によりコンタクト部がだいぶ痛んでいるのは知っていた。外して仔細に見ると、本当に痛んでいる。注意深く丁寧に再挿入。
今度は動いた。ほっ。もうあんまり何回もいじれないな、この機体。
早速測定してみると、各部のGNDのノイズはほぼGND大改造前に近い状態まで復帰。ちょっとまだ大きいのだけど気にしない。クロック信号のジッタは明白に減少。
ここで分かった気がするのは、

こうゆうグランドの配線の仕方だと、クロック信号関係者間でグランドのノイズがてんでばらばらになってしまい、DACなどが自分のGNDをベースにクロック信号を見るとジッタだらけに見えてしまう。だから例えば、

というようにして、DACなどジッタにクリティカルなデバイスのGNDと発振器のGNDとを物理的に近づける。こうすると、局所的には上の一点アース配線よりもGNDノイズの絶対量が増える部分が出るかも知れないけれど、GNDノイズ要因によるジッタは減る。といったあたりか。
もし、クロック用にトランスから電源を分けるような場合でも、GNDについてはDACのGNDとできるだけ短距離で繋ぐ必要があるのだろう。
上の状態で一晩エージングして聴いてみた。
良い。
グランドをいじり始めてから音が悪くなり、とても改造日記など書く気になれなかったのだが、また書く気が湧いてきたくらいに良い(25日に再開した理由だ)。
DACのVcc2をL/Rで分けてデカップリングしたときにベールがはがれた気がし、水晶発振器に変更した際にもすこしベールがはがれた気がしたが、今回のもろもろ変更の結果、さらに確実にもう1枚はがれた感じである。
問題は、もろもろが多すぎて、一体なにが効いたのかがさっぱりわからない、という点だ。たぶん電源への電解コン追加じゃないかな、と勝手に決め付けつつ、次に続く。
Aug.27 2004
chiaki014@mac.com