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部品の製作と修復
自転車製作にあたり 造らざるを得ない部品、市販品で間に合うのに わざわざ造ってしまう
部品 (←ビョーキ です) を掲載します。
[経験・勉強不足故、総て自己流です。遣っている事が正しい事なのか可成りアヤシイです。
此のページを看て「そこは違うぞ」「こうした方が良いぞ」等・御意見ございましたら、是
非メールお願い致します。尚、私は工作機械はおろか電動工具すら持ち合わせて居りません。
総て手工具 (道具) のみで加工して居ります。従いまして高精度な加工は殆ど不可能です。
このページは、改良 ( 改悪 ? ) の為・変更、訂正、加筆する事があります。]
サドルの製作 (1)
友人が使わなく成った サドル を戴いた。カーボン(擬き)ベース
の上に薄いウレタンが載っていて、仕上げは布に樹脂コーティ
ングである。サドルレールはチタン製、極薄軽量。 第一作は
形崩れを避る為ビーチサンダルの底に使うウレタンで造ったの
だが、固過ぎて使い物に成らなかった。革まで貼ったのに......。
サドルの製作 (2)
メゲズ に再挑戦。折角造ったモノを全部壊し、ベースのみ残す。
今度はハプラゲル を用いた。 革も サドル用 (3mm) を用い染
色・型押し形整・仕上げ と 壱から始めた。
革工芸の先生が仰るには「革はサドルレールで のみ 突っ張る
様にせず、ベースを造り其の上に貼りなさい」とのことでした。
そこでベースにハプラゲル 3mm x 2枚を貼り之を型とする。
ハプラゲルだけの粘着力では足りないので両面テープを用いた。
革の周囲には多数の穴を空けておき、事前にアルコール染料で
染めておきます ( 今後の作業で水を始め様々な行程で革にシミ
・汚れが付きますが 此れ等を目立たせない為です )。
座面センター長手方向に通気・排水・位置決め兼用の穴を3個
空けます。座面センターを少し凹ます為に形整した木丸棒を充
て、4mm SUS ボルトでベースと共締めします。
水を充分に吸わせた革の端を引っ張りながら荷造り紐で締めて
いきます。使う針はフランス刺繍針が良いです。最初にサドル
前後の穴を3〜4個お互いに引き寄せ締めます。続いて編み上
げ靴の紐を締める様にしていきます。全体のバランスに気を配
り乍らテンションを掛けていきます。写真は未乾燥状態ですの
で色合いが濃いです・・・ 乾くともう少し淡い茶色に成ります。
乾燥の後、形整、バインダー掛け、最後にレザーコートで仕上
げます。コバ処理には Coba Coat (コバ仕上剤)を使いました。
革の形整 (カット) に用いる工具は カッター (大) が安価で入手
も容易であり最適と思います。小 は刃が薄く定まり難いです。
革サドルをベースに貼る接着剤は、ゴム糊系よりもセメダイン
スーパーX の方が好ましいです。貼り込み時に微調整可能、多
少の空隙にも追随してくれ、耐水、耐熱、接着力に優れ弾性も
有るからです。欠点は「仕上り糊の厚さ」です。 ゴム糊系は
短時間で強い接着力を得られますが、いずれ完全硬化し粉状に
成って接着力が 0 (=剥離)に成ります。
完成写真に見られる端材製木ベースは、ベース台座に多数打込
んだキャンパス釘へ糸を掛け形整しようとした名残です。何度
もチャレンジしましたが微調整が旨く出来ず諦めました。
やはり シンプルイズベスト です。
革サドルを壱から作るのは今回が 初めて です。 最初に危惧していたのは 革の形整 でした
が、型さえしっかりしていれば 意外と簡単 に出来ます・・・案ずるより産むが易し・・・御勧め。
寧ろ最初に掲げた 失敗作の薄皮貼り の方が貼り方が難しく、遥かに難易度高いです。
使用感;
完成後・一週間程放置してからロードに取り付けて試乗しました。製作途中 革を貼った直後
から「一寸 硬いかな→歩道」っと思っていましたが、その通りでした。 ところが、今迄の
サドルと大きく違う点は「路面の微動が殆ど感じられない」と云うことで、ある意味 目的は
達成されたと思います。 試乗は短距離でしたから長距離を乗った場合 どう感ずるかは不明
です。 現在製作中の自転車 (前後・軽微なサスペンション付き) に装着した時が楽しみです。
サドルの製作 (3)
サドル(2)を履いて30km程 何度か走ったが、やはり少し痛い。
サドル病に取り憑かれた様相を呈してきたが、Web を覗くと 私
の様にフィットするサドルに巡り会えず苦労している方も結構居
られる様です。早く痛くないサドルに巡り会いたいものです。
妻が新品状態より嫌って使わなかったサドルが在った。 某BS製
ママチャリサドルである。見ての通り何ともコメントの付けよう
の無い代物である。 なり振り構わずロードに履いて走ってみる
・・・全然痛くは無いし寧ろ快適でさえある。但し、座面の滑り
は悪いし内股部分は摺れるし一寸モッタリして何とも云えない。
少し削り込んで改良( ? )を加えれば、使いモノに成るかも......。
黒ゴム製表皮を剥がし柔らかいウレタンを削り [難易度高→ 此の
手の材料の研磨にはメッシュ両面ヤスリ (写真) が適する] 形整し
た。之に牛皮革 1.8mm (ウレタンの柔らかさを損なわない為) を
貼り込んだ。遣り方は サドル(2) と同様。一寸異なる処はサドル
センター溝部分にハプラゲルを用い、周囲をベース内側に折返し
( 革削ぎ落とし作業は一寸面倒 ) ゴム糊 で接着した点。
此のサドルは古式ゆかしいスプリング付きである。 スプリング
下部・テンションバーに フラッシャーテールライト を取付けた。
一寸 重いが私の様な ポタリング専門 向きかも知れない。
試乗してみた。不満を云ったらキリがないが、お尻の痛さは完全にクリアした。今迄、細身の
サドルばかりだった為か、幅広・厚手のサドルは腿付根部分に多少の違和感がある。
微調整をし乍ら暫く使ってみよう。
アルミブレーキレバーの再研磨
Dia-Compe 188 は現行品を買った。 ハンドル取り付け部が黒
で、デザインが何とも気に入らない。 運良く 別の友人が古い自
転車より部品取りした 188 を持っていて、懇願して交換しても
らった。 当然キズだらけである。 アルマイト処理を無視して耐
水ペーパーでヤスリ、コンパウンド磨きしたものだ。
研磨前 研磨後 (→ 画像では其の差が判りにくい )
トウクリップ (ハーフクリップ)
Athena Sottogruppo Pedali を入手した。革ストラップが付属
しているのだが緊急時にペダルから足を外せない。之では街乗り
に使えない。引き足を使う為にもどうしてもクリップが欲しい。
プラスチック製・鉄製クリップも市販されているが、調べた限り
此のペダルには取り付け不可能。 と成ると造るしかないだろう。
取合えず鉄板 0.8mm で靴の大きさに合わせて造ってみたが、迂
闊にも幅が大き過ぎてクランクと干渉してしまい失敗。 両耳を
切り落としネジ部を寸詰めして やっと使えるモノが出来た。
両耳を切り落とした為・強度が落ちてしまったので、同材で基部
から上部 2/3 へ掛け もう1枚補強の鉄板をロウ付けした。
此のロウ付けは本番に対する予行練習としては丁度良い。 今迄の
ロウ付けは彫金用のロウ材、フラックスを使っていた。 自転車の
場合は大量のロウ材が必要なので WEL SILVER「WEL-Ag 501」
を1.2Kg、フラックスは Neis F100 を 500g 用意した。
新材料使用には不安が付き纏うものだが、使ってみて驚いたのは
フラックスの煮え方はスムーズだし、ロウの溶け方・流れ方は良
い。彫金用より遥かに簡単であった。「結果次第では容量の大き
な溶接機を買わなければ」と思っていたので・・・之は幸先良好。
鉄板 0.8mmx 2・銀ロウ付け、革巻き、ボルト止め。本来の使い
方ではないので、何時かはペダルを変更するかも知れない。
ヘルメット (工事中)
恥ずかし乍ら、今迄に ジャックナイフ は4度遣った。初めての
時は頸椎捻挫で、首輪を2ヶ月填められた。側頭頂部に掌程のタ
ンコブが出来たが、幸いにも頭骸には何のダメージも無かった。
荷物をハンドルに掛けて走っていて、フォークとスポークの間に
挟まり前転した。 残り三回は御店と側道からの急な飛び出し。
何れも私自身が転倒して軽い怪我はしたものの、相手には衝突し
なかった。人・物・車と勝負しなかったのがせめてもの救いだ。
自転車用ヘルメットのデザインは、年寄りの私には馴染めない。
帽子屋を見ていて Newyork Hat Co. から販売されてい
インナーを造るにあたり型紙を起こす。 取り敢えず紙で半球を造
チェーンガード
4カ所のチェーンリングピンと2カ所の4mmビスの為、ポリカで
薄物 ( 0.5mm ) の接着は面接合でも難しいが、
バックミラー
裏 表 此のミラーは元々・縁を掴み回転することで角度微調整可能。
ロウ付けには 電気抵抗ロウ付け と
ロウ付け温度はハンダ付け温度と溶接温度の 中間 です。
左図は私が使っている機材です。 上から 足踏み式ガスバーナー,理
ロウ付けの難易度
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フラッシャーテールライト
製作中の自転車のテールライトをどうするか・決めかねていた。
ダイソー製フラッシャーテールライト (3V駆動) をベースに手持の 高
回路図は左図の如く。 電源電圧は DC 5V を想定、供給元はマジ軽ラ
表・裏面より部品を取り付ける為、スルーホール両面基板を用いる。
反射板をベース部分と反射部分に分割した。表面の透明プラスチック
ベース部分は黒アクリル t=2mm で製作、ネジ止め。
取り付け状態は上掲 サドル (3) 写真を参照。
昔ながらのヘッドガード (カスク) も在るが、子供の頃よく看た競
輪 (リンクで何度か看た事故がトラウマ) を思い出してしまう。
BMX用もなんだし、子供用のシンプルなデザインのならまだ許せ
るが、サイズが......。ラグビー用のヘッドギアも看たが、イマイチ
だった。
る麦藁帽子のハンチングを見付けた。 軽いし穴が沢山空いていて
涼しそう。之を2液エポキシで固め 衝撃吸収材を入れたインナー
を造る。衝撃吸収材はハプラゲル + 発泡スチロール、インナーの
素材は CooL MaX で造り 着脱・洗濯 可能にした。
るのだが 人間の頭はそうは奇麗に出来ていない ・・・自分の頭の形
が・如何に「歪(いびつ)」であるかを再確認した。之に修正を加え
付属品を取り付け、完成時とほぼ同じものを造る。
出来上がったモノを分割し、型紙にして縫製に掛ける。帽子内部と
インナー数カ所にマジックテープを縫い付け、之で保持する。
鍔内部には 発泡スチロール を加工したクッション材を装填。
自転車に乗る時の服装は普段着なのでチェーンガードは外せない。
材料はボリカーボネートで決めていた。 理由は耐衝撃性、耐破壊
性、耐変形性、有弾力性、汚れが目立たない、キズが付き難い(私
は?)、と何とも願ったり叶ったりの為。 アクリルと同種の様です
が、加工はポリカの方が楽です。 素材は ポリカマット 3mm (型
ガラス・カスミと同模様)。
パッキンを造りチェーンガードに貼りたい。 ボリカーボネートに
用いる接着剤は、メチレンアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ABS樹脂、スチロール樹脂等に使える様です。製品としては アク
リサンデー、アクリル用接着剤。 手持のアクリル接着剤を用いて
事前実験した。
1mmを超える部材同士の面接合は概ね大丈夫の様である。ポリカ
ーボネイトもアクリルと同様・母材同士が完全に融合します。
出来は気に入ったので之でいく。
バックミラーは 小型 で 気の利いた のが欲しい。自転車売り場を
看て歩くが、希望通りのモノと仲々巡り会わない。遠景が 歪んで
見えるモノさえ在る。ある時、自動車部品量販店で セーフティミ
ラー5 (バックミラーの中に貼付けるミラー ; 44φ) を見付け 之を
アルミベースへ組込み・グリップエンドに装着することにした。
アルミベースは3mmアルミ板加工、ロウ付け : 自作。
−−ーーーー−−−−−−ーーー−−−−−−−−− ロウ付けについて −−−−−−−−−−−−−−−−
ロウ (鑞) 付けは溶接の一種で、材料そのものを溶かすことなくロウ
を使い金属同士を接合させる技術を指します。
ガスロウ付け があり、後者は大物や小量ロット向きで 私は之を遣っ
ています。母材の融点より低いフィラー (詰め物、充填材) やロウ付
け金属が毛細管現象によって接合部の間隙に入り 接合を行う作業の
ことです。
ポピュラーなハンダ付けでさえ陥り易い失敗は、総じて温度管理と
母材表面処理に在ると云えます。 メッキ・酸化皮膜に対する表面処
理と融剤としてのフラックスの選定・使い方は重要です。
科実験でお馴染みのブンゼンバーナー、ペンシル型ガスバーナー。
アルミロウ付けの場合、台所のガスコンロも補助として使用します。
今回初めて使った 一般ロウ付け用フラックス 及び ロウ材。 貴金
属用フラックス 及び ロウ材。 アルミ用フラックス 及び ロウ材。
一番難しいのは アルミロウ付け です。 母材とロウ材の融点に差が
少ないことに在ります。上記 バックミラー も裏板・腕部ロウ付け中
に炎が当って、一瞬で丸環部が蕩けてしまいました。→ 結果はロウ
付け義手です。 次は貴金属です・・・ロウ材も然ること乍ら 材料費が
高価 なことに依る緊張感が伴います・・・精神的に結構 疲れます。
ダイソー製フラッシャーテールライトの電池が切れた。元々光量不足
で効果も疑問だったので、電池補充もせず其の侭にしてあった。
サドル (3) を造っている時「スプリング下部・テンションバーに反射
板を付けよう」と思った。机の端に埃を被った反射板が在った。当然、
頭の中では上記二点を合体して光量充分なフラッシャーテールライト
を造る事に決定 (買った方が安いが手持部品だから タダトイウコトデ・・・ )。
輝度LED を3灯点滅点灯。 Web 上には斯様な回路が多種公開されて
いる。 集積回路を設ければ 各球順繰り に点灯するそうだが、反射板
内に納まりそうにない。 回路には部品点数が少ない直列式と部品点
数が多い並列式がある・・・当然 後者 を選択。
イトの予定。
抵抗類は総て手持部品流用の為、ワット数等の考慮はしていない。
板の下に別の反射板が設えられていると思っていたが、実際は1枚板
の成型品で、後 (内) 面ギザギザ部に反射処理が施されている様だ。
後ろにLEDを配置しても透過してくる光は僅かで視認性も悪く、当初
の目論みは見事に外れ ・・・ チェーンガード製作時の余りポリカマット
を配した方が遥かに効果大であるが、之では反射板の役目を果たせず。
結局、強引に反射板にドリルで穴を空けLEDを直に露出。
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