Prominent-Leica アダプターは1個しか持
ってないので、ULTRONが来てからはレン
ズ交換の度にキャップが無いことに不自由
を感ずる。
置いてありそうな中古店を聞いて回るが、
「アレはベークライト製だから、みんな割
れて仕舞い、最近は殆ど見掛けないね。」
と云われ、造ることにした。後に詳しい方
に此の事を話すと「純正品はアルミ製だよ」
と云われてしまった。 造る前に此の事を
知ったにしても、アルミで手作りはチョッ
ト無理。接着剤で遣れば不可能では無いが、
何時かはColorSkoper も来るであろうし...。
ここはプラスチックで数個制作......。
此のキャップはマウントを造らねば成らず、
工作が難しそう。Skoparexに付いてきたリ
ヤキャップと2mm厚のアクリルでプロトタ
イプを造ることにする。形状が複雑なので、
2分割で遣ることとする。型抜き後に同剤
で接着・成形という算段である。
例に拠ってマウント部の図面を作成する。
加工方法は金属のときと同じである。出来
上がったプロトタイプをシリコンゴムで型
取りする。形状に依って、油粘土を使用す
るのも一法である。
最初に「メス型」次に「オス型」を造るの
が私の遣り方である。エポキシを流し込ん
で「抜型」する時を想像して、型取りを決
めるのがベストです。「メス型」が出来て
「オス型」を重ねて造るときに必要な作業
は、ダボを数カ所ランダムに造ることです。
此は位置が絶対にズレナイ様にする為です。
彫刻刀の甲丸で半球状にワガイて置くと良
いでしょう。残るは「メス型」のシリコン
部にバリアコートを塗布して置くことです。
此を遣らないと、オス・メス完全に固着し
て仕舞います。
シリコンゴムの硬化時間は、約12時間です。
型が出来上がりましたら、エポキシ注入の
前にもう一つ遣る作業が有ります。エア抜
き穴と、エポキシ注入口の作成です。エア
抜き穴を何処に何個設けるかは非常に難し
いです。
各自・試行錯誤して遣って下さい。
エポキシも種々有るようですが、私が使用
しているモノは、ある方の御好意で入手出
来・市販品では有りません。硬化時間は夏
期で12時間位、冬季で18時間位です。
使用しているエポキシの正確な硬化時間を
知るのは、余った混合液を取って置いて観
察するしか術は有りません。
混合比率は非常にシビアで、硬化時間はそ
の時の気温に左右されます。大敵はエァー
です。
脱型の画像下に表示されている足状の突起
は、脱気口の中に上がってきたエポキシで
す。 勿論・バリ取りの対象です。
成形・仕上げは金属加工と同様です。合成
樹脂の場合仕上げを念入りにしますと、工
業製品と見紛う程の仕上りを期待できます。
耐水ペーパーも番手を上げて行き、できれ
ば1500番位までは行きましょう。
仕上げは研磨剤で磨き上げます。
研磨剤の優れモノは ピカール(Pikal) です。
実は、此の仕上げ行程も忍の一字です。