| 2000年アンプ |
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LS3/5a-ペリスコープ改
2000年アンプを造るに当たり、現設計者の ペルケ さんのアンプを試聴させて戴いた。 SP から 秋葉原へアンプ部品を購入しに行く度に、数少なく成って仕舞ったオーディオショップで LS3/5a
長岡鉄男 の著作の中に「ペリスコープ」というのが在る。 LS3/5a が云々等とあると心穏やかで
2003年の正月・友人の処で「無線と実験」の広告欄を看ていると、コイズミ無線で LS3/5a のユ
ユニットとネットワークが手に入ったは良いが、箱はどうしよう???
大丈夫、在るんですね ls35a.com が。
ここには様々なデータを始め歴史迄が在ります。 まさに宝庫です。
出てくる音に・思わず「何と云う SP ですか?」と聞いてしまった。 小さいのに、これだけの音が
出るとは......。 以来、「LS3/5a」の音が耳に憑いて離れなく成った。
の所在を聞いて回った。 「遠の昔に生産中止になった機種で、中古で探すしかないよ」・・・どの
店も決まり文句。 探すのを断念して、代わりに造ったのが先出「BS-107 サウンドクーラー」。
ない。 そうか、あの LS3/5a に長いダクトを着けると・・・。 ブックシェルフは文字通り本棚に
入れるよりスタンドに載せて壁から在る程度離した方が良いそうだし......。
更にこんな言葉までもが「シナ合板でなく高品位の板材で作ってみたい」( 長岡鉄男のオリジナル・
スピーカー設計術 2)等と......長岡さんとしたことが・・・これは尋常でない。
ニットとネットワークを売っている・・・半信半疑で速攻してみると、本当だった(11Ωヴァージョ
ン)。 2003年暮に確認したところ「T-27・現品限」・・・もう1セット買っておくべきだった...。
タイトル ; Build a DIY pair of LS3/5as? Peter Lotter's cabinet drawings と在ります。幸いなこ
とに箱の設計図の単位は「mm」で描かれていますので、早速の原寸図起こしです。
当然、ベースは長岡「ペリスコープ」。
LS3/5a-ペリスコープ改 (オリジナルは A3 原寸図です)(2003.1-2 月描)
左より T-27、B-110 底部平面図、フロントバッフル部立面図、フロントバッフル受部立面図(内 長岡氏の設計と異なる点は、脚ダクトは三角形(39cm2 L=60.3cm)とし、先端部は後面開放では 全体の構成は、ラワンベニヤ9mm + チーク t=5mm W=60mm 接着、フロントバッフル部はラワ
脚部ベースはアルミ t=3mm + t=2mm をロウ付けで造った。 Kitchen のガスコンロで熱逃げを
部に縮尺を変えたフロント全体立面図)・フロントバッフル部断面図です。
なく下面開放としたこと、ダクト内部に薄いフェルトを貼り巡らしたこと(作用は如何に?)である。
ンベニヤ t=9mm + シナベニヤ t=4mm 貼り合わせ。(オリジナルはカバ合板 12mm の模様?)
フロントバッフルには補強の為、シナベニヤ t=12mm w=120mm d=15mm を T-27、B-110 間に
接着してある。 各部ビス受け部には4mm の「鬼目ナット」を埋め込んである。 ユニットとネット
ワークは4mm皿ビス・ナット留め、T-27 後部とネットワーク間には円形に切り抜いた t=12mm フ
ェルトを布設してある。
補いつつフイゴのガスバーナーで遣ったのだが、面積が大きい(直径 30cm)と云うこともあってか熱
管理が難しく、満足な結果は得られなかった。 仕上げはアルミ・サンドブラスト生地仕上げの予定だ
ったが、太陽黒点状の凹みが出来・何度も「追いアルミ半田」を試みたが埋めきれなかった。
私に技術が無いのは云う迄もないが、アルミ半田は温度管理の点で難易度が高い。
脚ベース
(2003.1-2 描) 同・完成
左が上面・右が下面(2003.9-12 造)
(歪んで見えるのは30万画素・化石デジカメ故)
砂流鉛は高価だし釣具屋にも鉛玉として適当なモノが無かったので、鉛イ
こうなれば造るしか道は無い。
スパイクには8mmφ真鍮ネジを用い、先端部は真鍮ナットを3個ロウ
左の写真は、9mm ベニヤと5mm チーク無垢板を貼り合わ
[カシュー(塗料全般)の保管方法]
B-110 を外し箱の中に放置、力任せにフロントバッフルを引
万が一の密閉蓋(2003.10 造)
ところで此のエンクロージャーは共鳴菅と理解したらよいか、将又バスレフと思った方が適切か?
密閉蓋 (アルミ3mm + 端材) 左が表面(中心部薄茶色は自動車用ダンプ材) 右が裏面(周辺部ブルーはハプラゲル)
完 成(2004.12.)
フロントバッフル裏 下面開口部・スパイク部 エンブレム
内部はカシュー白3回塗のうえオリジナル設計と同様・自動車用ダンプ材を貼り巡らせてあります。
ダンパー材、防音材
木部の仕上げはアルコール染料で染めた後、サンディングシーラー入2液ウレタンで下地造りした
で、出てきた肝心の音は ?...ダクトの効果は ??......諸々遣った効果は ???......比べるモノが無いので
オークションに偶に出てくる LS3/5a を入手して加工すればコトは早いのですが、文化遺産破壊
[塗装の失敗-其の1] [塗装の失敗-其の2]
[ネットワーク 11 OHM VERSION の加工] ネットワークには -1dB,-0.5dB,0dB,+0.5dB,+1dB のジャンパーピンが用意されている。
ネットワーク 11 OHM VERSION 基板
此の切替を遣ろうとするには、いちいちフロントバッフルのネジ8本を外さなくてはならない。 基板を取り外して良く看ていると何か変・・・。
左の基板の L3 と L4 の配置が逆なのです。(右の基板の配置が正しい)
基板のフロントバッフルへの取り付けが3点になり一寸・ 今回初めて(撚線でなく)熱収縮チューブを被せた単線を
鉛棒
片側・約1.3kg(2004.1 造)
結局サンドブラスト生地仕上げを諦め、カシューパテを施した後・カシュ
ー研ぎ出し仕上げとする。下面 三角穴直上にある穴は8φでタップ切り。
此処から鉛玉とジルコンサンド(Zircon Sand)を注入する。
栓はステンレスボルト8φ。
ンゴットを溶かし6φの鉛棒を製作・8mm 位にカットして使用。
脚ベース部総重量は kg/1個。
スパイク(2003.12 造)
脚内ダクトが下面開放の為・どうしても下駄を履いている必要がある。
何時ものことだが秋葉原へ行く度にオーディオショップを覗いてみる。
自分にとって必要な長さのスパイクを見付けることは出来なかった。
WEB の通販を探しても見付からない。
付け・グラインダーにて鉛筆先端状に研摩してある。仕上げはカシュ
ー黒艶消し塗装。ステンレス飾りナットにて脚部ベースを縫ってある。
エンブレム
(2003.11 造)

LS3/5a にはエンブレムを着けなくては!!! 当初から「LS3/5c」にし
ようと決めていた。理由は単純で、製品版には「LS3/5B」まで在った
からだ。 ロゴまでデザインして其の気に成っていたが、商品でもない
のに勝手に「ソレラシイ名前を付ける」のはおこがましい事に気付き、
恥ずかし乍ら自作者にありがちな「自分の名前」を入れる事にした。
銀板 t=1.5mm を糸ノコで切り抜き、画鋲の足をロウ付け加工。
製作途中の写真(2003.3-12 造)
2年の長きに渡り仕事の合間に製作していた(何度も中断あり)
為、製作途中の写真は殆ど無かった。
せている処である。 板材に「傷」が付かないように宛て板を
かってある。 クランプ・ハタ金などで目一杯締めつける為、
角材での補強もしてある。 木(板)部は全て同様な造りである。
今回は接着加工前の染色はしてないので、仕上げ面に接着剤
が「はみ出ない」ように気を配った。
左の写真は御覧の通り、双方組み立て終わった状態である。
2003 年の5月初旬頃と思われる。 写真左が脚部兼ダクト
(内部フェルトは布設済み、上下開口部はマスキング済み)で、
中が箱である。 右は脚部に箱を挿してみた。 この分割さ
れた状態で仕上げ迄行き、全てが終了してから接着剤にて最
終組み立てをする。既に箱内部には補強の為・賞味期限切れ
のカシューを塗ってあり、フロントバッフル受けの桟木にも
黒の艶消しカシューを塗ってある。
通常市販されているカシュー塗料は、幸いなこと(?)に小さな
缶入りである。この缶の蓋溝は一重である。 一度に使い切っ
てしまえば何の問題も無いのだが、余らせた場合 半年か1年
もすると、殆ど硬化して使い物に成らない。2重蓋(缶蓋双方
に2重の溝がある)であれば密閉性が多少良く持ちも改善され
るが......。此れをある程度改善する手立てはある。使用後・蓋
をする前に、蓋と缶の接する縁に付着した塗料を、溶剤で完
全に拭き取って置く事だ。蓋をする時に「薄いビニール」を
挟むと良い。こうすれば密閉度が増し硬化速度を遅らせる事
が出来る。 我々業界でもペンキ屋さんが良く使う手である。
左の写真は B-110、T-27 (裏表) である。 双方に看られる
青いものは、 BS-107 の時に学習したハプラゲルである。
B-110 のフレームは薄い鉄板プレスの為、締め過ぎると曲が
ってしまいそう。ゲルの内側に白く見える「縁」はシナベニ
ヤ t=4mm を糸ノコで切り抜いて造ったパッキンである。
補強とゲル受けの為に造った。フレームにはテーパーが付い
ているので、底辺の薄い処で約2mm......厄介な工作である。
写真上部 T-27 のマグネットに乗っているモノは、フェルト
t=12mm である。 源設計に謳ってある通り。
フロント部のソレは四角であるが敢て「丸」としてみた。
ちょっと遣り過ぎかな?っと思ったが「何事も実験」の精神
で初志貫徹。 此れが思わぬ事態に......('_`:
御覧の通りフロントバッフルの裏面写真です。T-27, B-110
の取り付け穴間に補強桟も見えます。白いカシュー仕上げで
す。青い部分はお決まりのハプラゲル・・・此れが大失敗の
原因でした。
完成も近付き、こいつに B-110、T-27、ネットワークを借
り組みし箱へ取り付けました。 各部点検の後・問題ない事
を確認して、最終塗装のため箱から外そうとすれど、しっか
り食い付いてしまい「外れない」。 ハプラゲルが接着剤と
化し(?)た模様......('o`;;;
っ張れど「ビク」ともしない。 もう少しでフロントバッフル
を引きちぎりそうに成って「ハタ」っと気が付きました。
「悪い子にはトルエンの !!! お注射 !!!」
待つこと 15 分余り.......フロントバッフルに手を掛けて引っ張
ると「剥がれ」そう。追加注射をすると、徐々に効き目が・・
・3時間余の苦闘の結果、目出度く外れる。 とても疲れた。
ハプラゲルは引き剥がし、今では「1mm 厚のフェルト」を
貼ってある。
何れにしても万が一の失敗を想定して「密閉」に戻すべく以下の部品も造ってある。フロントバッフル
の二の舞いをしないように、ゲルの表面には接着力の弱いビニールテープを貼ってある。
自動車部品屋で買い求めたダンプ材は 500x600mm で5面 x 2箱を貼るのに精一杯で(端切れも
全て使い切って)、源設計図と異なる点は、上下面とも1重貼りで2重貼りはしてありません。
防音材は「HDD 静音・冷却 (?) ボックス」で取り上げた
ポリエステルウール ( 商品名:Pet Wool ) を張ってある。
此の製品は従来のグラスウールに代わる (結露しな
い→空気中の水分を取り込まない、チクチクしない、飛散
しない→人間が吸い込まない) 建築防音断熱材料で、衣類
と同じ原料より出来ているところが安心です。
糊貼りではなく・各々の面がお互いに押し合う様に各辺
を「ほぞ加工」してある。 此の材料の加工性の優れてい
る点は、繊維が平行に積層されているので簡単に手で板状
に裂け、一番薄い 55mm を所定の厚さにしてある。
鋏で簡単に切れ立体加工可能なのも良いところです。
うえに、2液ウレタンスプレーを6回 (2回吹き付け後・水研ぎ x3工程) 吹いています。最終研ぎ
は #500 で仕上げコンパウンド、ワックス、ウエス磨き上げです。
「何とも云えません」。 何時か本物の LS3/5a と共演するしかないかと......。
(チョット大袈裟)のようでとても偲びない。今回の製作に要した費用の総額は9万円位 (ユニット
+ネットワーク=5万円、その他材料費=4万円)です。中でも塗装材料費は約1万円強と占有率は
大きいです。 脚部も含めての値段ですし、2年間・楽(苦?)しめたのですから......安いものです。
もう少しで完成!!!っと思えた1月末、並べられたスパイクを視線が過ると真鍮色が「ピカー」っと。
良く看ると2mm 位円形に塗装が飛んでいます。手抜きをした積りはないのですが、今回初めてカ
シューパテを溶剤で解いてプライマー代わりに使いました。木部には OK でも、金属部にはダメの
ようです。 泣く泣くスパイク6本と、ベース2枚のカシューを「水研ぎ」にて落としました。
最初から素直に「ミッチャクロン」を使っておくべきでした。 金属部は再塗装です。('_`:
上述・脚ベース部アルミ塗装に関して、太陽黒点状の凹部を埋めるべく金属用カシューパテで穴埋
め処理を施したのですが、上塗りのカシューが膨らんで来て・どうにも納りません。 パテ溶剤の
飛びが悪い様です。一応パテ処理には一週間以上掛けたのですが......。
完成迄あとチョットと云う処で水を射されました。仕事の合間に様子を見ては指で押してみるので
すが、一向に安定する気配はありません。 そうこうしている内に仕事の方が忙しく成り、スピー
カーどころでは在りませんでした。 斯様な中断は度々在ります。
あっと云う間に半年近くが過ぎ、再び製作を再開しました。部分的に下地造りからやり直しです。('_`:
セッティングが決まれば余り弄る事はないと思えるが、其の都度フロントバッフルを外して半田コテ
を握るのは面倒だ。「手持ちの4回路3接点のロータリースィッチを2回路5接点に加工して取り付
ければ」っと思い、あれこれ考えた結果・基板に取り付けるのがベストと思えた。
間違いは必ず起こりうるモノですが、KEF ともあろうものが......。
で、片方の基板の L3 と L4 を正規の位置へ戻し、ロータ
リースウィッチを取り付ける為・双方の基板の L3 の向き
を 90゚振り、左下部・基板取り付け孔を拡張しました。
心許ないのですが、不都合が生じた場合は何らかの手を打
つことにします。
使ってみたのですが、確かに「ヒゲ」が出ず半田付け作業
は遣り易いです。 細工も楽ですが、写真からもお判りの
通り細かい曲がりが気に成ります。私の技術の無さが原
因ですが、皆さん余り遣って居られないのでしょうか?
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